クレーン運転士ドリル
クレーン・デリック運転士の試験ガイド
受験する人がつまずきやすい点を50本の記事で解説しています。数字・条文は一次資料で確認しています。
試験・合否
- 試験日程と会場クレーン・デリック運転士の限定なし・クレーン限定の公式日程への入口と、会場・申込状況・実技日程の見方を整理。申込期限と受験票の確認も説明します。
- 受験料と教習費の分け方学科8,800円・実技14,000円の公式手数料を確認し、直接受験と実技教習ルートで費用の項目を比較。支払い時期と返還できない条件も説明します。
- 限定別の合格率令和7年度の公式統計からクレーン・デリック運転士の受験者数・合格者数・合格率を掲載。限定解除の集計と実技免除を踏まえ、難易度の読み違いを防ぎます。
- 受験資格と年齢クレーン・デリック運転士を未経験で受ける人に、学科の受験資格、実技へ進む条件、18歳未満の免許交付、技能講習との関係を公式情報で説明します。
申し込み・取得の手続き
勉強法・落ちたとき
- 限定なし・クレーン限定の違い限定なし・クレーン限定・床上運転式クレーン限定の業務範囲と学科の差を比較。床上操作式技能講習、移動式クレーンとの混同や、限定解除の考え方も説明します。
- 教習所と直接受験クレーン・デリック運転士の教習所経由とセンター直接受験を比較。実技教習の種類、先に学科を受ける場合、修了証の期間、費用・予約の確認点を整理します。
- 実技試験の内容と準備協会のクレーン・デリック運転士実技試験で行う運転と合図、合格基準、学科からの申込の流れ、服装と受験票を公式情報に沿って説明します。
- 学科・実技の免除玉掛け技能講習、移動式クレーン免許、実技教習修了、学科合格後のクレーン・デリック運転士の免除を整理。クレーン限定解除との違いと申請漏れも説明します。
- 勉強時間の決め方クレーン・デリック運転士の学習時間を断定せず、免除・区分・科目別の得点から必要な復習量を判断する方法を紹介。働きながらの計画と実技準備も分けて整理します。
- 学科の独学と実技の準備クレーン・デリック運転士の学科を独学する際の教材選び、構造・法令・電気・力学の学び方、公表問題の使い方と、実技を教習所で準備する判断点を説明します。
- 初めての学習手順初めてクレーン・デリック運転士を受ける人へ、限定の選択、実技の計画、科目ごとの学習順序、初回の得点確認までの手順を提案します。
- 難易度と合格基準クレーン・デリック運転士の学科40問・100点の配点と足切りを解説。合計点だけで合否を見ない理由、限定・免除と実技を踏まえた準備方法を整理します。
- 不合格後の再受験クレーン・デリック運転士の不合格後の手順を、学科再受験と実技再受験に分けて整理。オンライン申請、学科免除の期限、科目別の復習方法を説明します。
- 当日の持ち物と電卓クレーン・デリック運転士試験の当日の準備を、学科の受験票・電卓と実技の服装に分けて説明。関数電卓・スマートフォンの不可、免除別の試験時間も確認します。
- 公式公表問題の使い方クレーン・デリック運転士の公式公表問題への入口、限定ごとの選択、科目別採点と法改正の確認方法を説明。問題文や選択肢は転載せず復習手順をまとめます。
科目別の覚え方
- クレーンの構造と作動クレーン・デリック運転士の知識科目について、公式範囲に沿って種類・主要構造・作動・安全装置・ブレーキを整理。走行と横行、つり上げ荷重と定格荷重の混同を防ぎます。
- デリックと限定解除の範囲クレーン・デリック運転士のデリック関係知識・法令の学習範囲を整理。限定なしとクレーン限定解除の違い、点検条文の調べ方、既有免許に応じた免除を説明します。
- 関係法令の覚え方クレーン・デリック運転士の関係法令を、就業制限・過負荷・合図・検査の義務と例外から整理。数字や条文の覚え方、クレーンとデリックの区別を説明します。
- 点検周期と記録保存クレーンの始業前点検・月次・年次の定期自主検査と3年保存を条文別に整理。長期休止、暴風後等の点検、デリックとの条文の違いも試験学習向けに確認します。
- 原動機・電気の要点クレーン・デリック運転士の原動機及び電気について、公式範囲、オームの法則と単位、電力との区別、機器・感電の学習方法を整理します。
- 力学と計算の手順クレーン・デリック運転士の力学計算を、単位の整理、力のモーメントとつり合い、重心、滑車の基本から解説。公式を使う条件と電卓入力前の確認をまとめます。
- ワイヤロープの基準と張力クレーン・デリック運転士で確認したい玉掛け用ワイヤロープの安全係数6以上、素線切断・径減少の使用禁止基準と、つり角度による張力の変化を一次資料で解説します。
- 巻過防止装置の間隔クレーンの巻過防止装置は、つり具側の上面と接触するおそれのある物の下面との間隔が0.25m以上、直働式は0.05m以上となるよう調整します。数字とともに「どの面の間隔か」を覚えるのが、クレーン・デリック運転士の法令学習の要点です。
- 安全弁の作動圧力水圧・油圧を動力とするクレーンの安全弁は、原則として定格荷重に相当する荷重をかけたときの圧力以下で作用するよう調整します。ジブクレーンでは最大の定格荷重が基準です。「少し高い圧力まで許してよい」と読み替えないことが大切です。
- 過負荷制限と特例クレーンは、定格荷重を超える荷重をかけて使わないのが原則です。第23条の特例には、やむを得ない事由に加え、事前の報告・荷重試験・指揮者の直接指揮が必要です。荷重試験に耐えたという理由だけで、普段の使用限度を増やすことはできません。
- ジブの傾斜角の制限ジブクレーンは、明細書に記載されたジブの傾斜角の範囲を超えて使用できません。つり上げ荷重3t未満では、製造者が指定した範囲を使います。定格荷重以内の荷であっても、傾斜角の制限がなくなるわけではありません。
- 合図の義務者と例外クレーンの合図は、事業者が一定の合図を定め、合図者を指名して行わせるのが原則です。指名された者は合図を行い、作業に従事する労働者はそれに従います。運転者に単独で作業させる場合の例外と、この役割分担を分けて覚えましょう。
- 搭乗制限と専用設備クレーンで作業従事者を運搬したり、つり上げて作業させたりすることは原則禁止です。第27条の例外では、作業上の事情に加え専用の搭乗設備と墜落防止措置が必要です。荷台や荷に人を乗せればよいという規定ではありません。
- つり荷下の立入禁止クレーン等安全規則第29条は、ハッカー、つりクランプ1個、一箇所掛けなど6つの条件で、つり荷の下への立入禁止を求めます。条文上の条件を正確に学ぶことと、それ以外のつり荷の下が安全だと判断することは別です。
- ロープ内角側の立入禁止ケーブルクレーンでは、シーブ等の破損でワイヤロープが跳ねたり部品が飛来したりする危険があるため、ロープの内角側の危険箇所への立入りを禁止します。つり荷直下への立入禁止と、危険を生じる場所が違う点を押さえましょう。
- 並置クレーンの修理作業同じランウエイのクレーンを修理・調整・点検するときは、隣のクレーンとの衝突や作業者への接触を防ぐ措置が必要です。第30条は監視人やストッパー等を挙げています。修理する機械を止めただけで、周囲の危険もなくなるとは限りません。
- 強風時の3つの措置強風対策は、危険が予想されるときの作業中止、暴風のおそれがあるときの逸走防止、中止後のジブ損壊防止を分けます。瞬間風速30m/sを超えるという値は屋外走行クレーンの逸走防止の条件で、そこまで作業を続けてよいという意味ではありません。
- 荷をつったままの離脱禁止クレーンの運転者は、荷をつったまま運転位置を離れてはいけません。事業者にも離れさせてはいけない義務があります。第32条には「ブレーキをかけたらよい」「短時間ならよい」という例外はありません。
- 組立て・解体の指揮クレーンの組立て・解体では、作業を指揮する者を選任し、その指揮で作業する必要があります。第33条は、区域への立入禁止、悪天候時の作業禁止、指揮者による方法決定・点検・保護具の監視を定めています。運転士免許の有無だけで終わる論点ではありません。
- 落成検査の荷重試験クレーンの落成検査の荷重試験は、原則として定格荷重の1.25倍の荷をつって各作動を行います。定格荷重が200tを超える場合は、定格荷重に50tを加えた荷重です。年次の定期自主検査の荷重試験と、倍率を混ぜないでください。
- 安定度試験の条件落成検査の安定度試験は、定格荷重の1.27倍の荷を、安定に最も不利な条件で地切りして行います。この試験では逸走防止装置やレールクランプ等を作用させません。1.25倍の荷重試験とは別の規定です。
- 年次検査の荷重試験クレーンの年次の定期自主検査では、原則として定格荷重に相当する荷をつり、定格速度で各作動を行う荷重試験が必要です。落成検査の1.25倍とは異なります。省略できる条件も、第34条第3項のただし書で確認します。
- 検査証の有効期間クレーン検査証の有効期間は原則2年です。ただし落成検査の結果で2年未満となる場合があり、性能検査後の更新では、結果により2年未満又は2年を超え3年以内の期間を定めることもあります。運転士本人の免許と機械の検査証を区別しましょう。
- 変更届と変更検査クレーンの変更届の対象と、変更検査の対象は同じ範囲ではありません。第44条は構造部分・原動機・ブレーキ等を列挙しますが、第45条の変更検査は、そのうち第1号の構造部分の変更を対象とします。すべての変更に同じ検査を結びつけないことが要点です。
- 休止報告と使用再開検査検査証の有効期間を経過した後までクレーンの使用を休止する場合は、原則として有効期間中に休止を報告します。その休止からの使用再開には使用再開検査があります。「使っていなかった期間の自主検査の例外」と同じ手続きにしないでください。
- 検査証を返還する条件クレーン検査証は、使用を廃止したとき、又はつり上げ荷重を3t未満へ変更したときに、遅滞なく所轄労働基準監督署長へ返還します。スタッカー式クレーンは1t未満です。「休止」と「廃止」、実際の荷の重さと機械の能力を区別して覚えましょう。
- つりチェーンの安全係数玉掛け用つりチェーンの安全係数は、所定の強度・伸びの条件をすべて満たすものが4以上、それ以外は5以上です。「チェーンは一律4」と覚えず、対象となるチェーンの性能条件まで確認する必要があります。
- チェーンの使用禁止基準玉掛け用つりチェーンは、製造時の長さからの伸びが5%を超えるもの、リンク断面の直径が製造時から10%を超えて減少したもの、き裂があるものを使用できません。長さと直径で比較する量が違う点を押さえましょう。
- フック等の安全係数玉掛用具であるフック又はシャックルの安全係数は5以上です。切断荷重を、その用具にかかる最大荷重で割って求めます。安全係数を満たしても、変形やき裂のある金具を使用してよいことにはなりません。
- ロープ端末とアイエンドレスでない玉掛け用ワイヤロープ又はつりチェーンは、両端にフック・シャックル・リング又はアイが必要です。ワイヤロープのアイには作り方の条件があり、アイスプライスでは編込み回数と素線を減らす順序まで確認します。
- 玉掛用具の始業前点検玉掛用具は、その日の玉掛け作業を開始する前に異常の有無を点検し、異常を認めたら直ちに補修します。第220条はロープやチェーンだけでなく、繊維ベルトやフック等の金具も対象です。クレーン本体の始業前点検を済ませても、用具側の確認は別に必要です。
- 建設物との間隔と歩道幅クレーン周囲の寸法は、上方のすき間・歩道の幅・歩道端のすき間で測る位置が違います。第13条から第15条の0.4m、1.8m、0.6m、0.3mを、数字だけで一列に覚えないことが大切です。最後の0.3mは「以下」である点にも注意しましょう。
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