クレーン運転士ドリル

クレーンの落成検査の荷重試験

1.25倍と200t超の扱い

更新日: 出典・確認日 ↓

先に答え

落成検査の荷重試験は原則1.25倍

定格荷重200t以下定格荷重200t超
試験荷重定格荷重の1.25倍定格荷重に50tを加えた荷重

荷をつって各作動を行います。年次の定期自主検査の荷重試験とは異なります。

クレーン等安全規則第6条 ↓
この記事で確認すること

01 第6条第3項は各作動を行う試験

第⁠6⁠条⁠第⁠3⁠項は各作動を行う試験

クレーン等安全規則第⁠6⁠条の落成検査では、各部分の構造・機能の点検に加えて、荷重試験及び安定度試験を行います。天井クレーン、橋形クレーン等の転倒のおそれがない機械では、試験は荷重試験に限ります。

第3項の荷重試験は、定めた荷をつり、つり上げ、走行、旋回、トロリの横行等の作動を行うものです。地切りで安定を確かめる第4項の試験とは、目的も荷重も分けて読みます。

02 第6条第3項の試験荷重

第⁠6⁠条⁠第⁠3⁠項の試験荷重

定格荷重の条件用いる荷重
200t以下定格荷重×1.25
200t超定格荷重+50t

03 200tは定格荷重の境界

200tは定格荷重の境界

定格荷重200t以下では1.25倍、200tを超えるときは50t加算です。ここでの200tは機械のつり上げ荷重でも試験用の荷そのものでもなく、計算の基準となる定格荷重です。

「⁠超⁠え⁠る⁠」なので、ちょうど200tは1.25倍の側です。どちらの計算方法かを先に決め、最後に単位を付ける順にします。実在機の能力や例題用の仮数値を置かず、境界と式の関係だけで確認できます。

04 試験荷重を日常の使用限度にしない

試験荷重を日常の使用限度にしない

落成検査で通常より大きい荷重を用いることは、普段の運転で同じ荷を自由につれるという意味ではありません。第⁠2⁠3⁠条の原則は定格荷重を超えて使わないことです。

第⁠3⁠4⁠条の年次の定期自主検査では、原則として定格荷重に相当する荷重の荷を使います。「⁠荷⁠重⁠試⁠験⁠」という共通の名前だけで倍率を選ばず、どの検査の試験かを最初に確認してください。

よくある質問

定格荷重200tちょうどはどちらですか?

「200tを超える場合」の加算式には入らず、1.25倍の側です。

荷重試験はすべて1.25倍ですか?

違います。年次自主検査や性能検査の荷重試験等とは基準が異なります。検査名を確認します。

出典と確認日

数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07

条文の条件を受験学習向けに整理しており、公表試験問題の転載や出題頻度の集計ではありません。

このサイトは公益財団法人安全衛生技術試験協会とは関係のない学習用サービスです。法令の解釈や実務での運用は、所管の官公庁や専門家に確認してください。編集方針

関連する記事