クレーン運転士ドリル

玉掛け用つりチェーンの使用禁止

伸び5%・径減少10%の読み方

更新日: 出典・確認日 ↓

先に答え

チェーンは伸び・径減少・き裂で使用禁止

玉掛け用。比較基準は製造時の値

長さの伸び
5%を超える
リンク断面の直径の減少
10%を超える

き裂があるものも使用できません。「⁠超⁠え⁠る⁠」を「⁠以⁠上⁠」に置き換えないでください。

クレーン等安全規則第216条 ↓
この記事で確認すること

01 比較する基準は製造されたときの値

比較する基準は製造されたときの値

クレーン等安全規則第⁠2⁠1⁠6⁠条は、伸びを製造時の長さと、径の減少を製造時のリンク断面の直径と比較します。チェーン全体の幅や、ロープの公称径と混同しないでください。

比率を整理する式は、伸び率が「長さの増加分÷製造時の長さ」、径減少率が「直径の減少分÷製造時の直径」です。現在の値を分母にすると比較基準が変わります。

02 第216条の使用禁止基準

第⁠2⁠1⁠6⁠条の使用禁止基準

確認箇所基準
長さの伸び製造時の長さの5⁠%を超える
リンク断面直径の減少製造時の当該直径の1⁠0⁠%を超える
き裂き裂がある

03 超えると以上を入れ替えない

超えると以上を入れ替えない

第⁠2⁠1⁠6⁠条の数値条件は5⁠%を「⁠超⁠え⁠る⁠」、1⁠0⁠%を「⁠超⁠え⁠る⁠」です。き裂は率で判断する規定ではなく、あるものが対象です。数値に達していなければ、き裂があっても使えるとはなりません。

ちょうど境界の値は当該数値条件の「⁠超⁠え⁠る⁠」に含まれませんが、これだけで用具全体が使用可能と断定することはできません。安全係数や他の損傷、作業条件も別に確認する必要があります。

04 ワイヤロープの基準と分ける

ワイヤロープの基準と分ける

ワイヤロープの第⁠2⁠1⁠5⁠条は、1よりの間の素線切断1⁠0⁠%⁠以⁠上、公称径から7⁠%を超える径減少等を規定します。チェーンの1⁠0⁠%は素線の数ではなくリンク断面の直径です。

覚え方として、用具名の下に「何が・何を基準に・どれだけ・比較語」の4⁠点を書きます。「チェーン5・10、ロープ10・7」と数字だけを並べるより、部位と基準を説明できるかを確認してください。

よくある質問

5⁠%はチェーンの直径ですか?

5⁠%は製造時の長さに対する伸びです。リンク断面直径の減少は1⁠0⁠%を超える基準です。

き裂にも許される割合がありますか?

第⁠2⁠1⁠6⁠条はき裂があるものを使用禁止とし、割合による許容値は置いていません。

出典と確認日

数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07

条文の条件を受験学習向けに整理しており、公表試験問題の転載や出題頻度の集計ではありません。

このサイトは公益財団法人安全衛生技術試験協会とは関係のない学習用サービスです。法令の解釈や実務での運用は、所管の官公庁や専門家に確認してください。編集方針

関連する記事