クレーン運転士ドリル

玉掛け用つりチェーンの安全係数

4以上と5以上を分ける条件

更新日: 出典・確認日 ↓

先に答え

つりチェーンは条件を満たせば4以上

玉掛け用つりチェーンの安全係数

所定の強度・伸びの条件をすべて満たす
4以上
それ以外
5以上

切断荷重を最大荷重で割った値です。4以上の適用には本文の強度・伸びの条件をすべて確認します。

クレーン等安全規則第213条の2 ↓
この記事で確認すること

01 安全係数は切断荷重を最大荷重で割る

安全係数は切断荷重を最大荷重で割る

クレーン等安全規則第⁠2⁠1⁠3⁠条⁠の⁠2は、クレーン・移動式クレーン・デリックの玉掛用具であるつりチェーンについて定めます。安全係数は切断荷重の値を、そのチェーンにかかる荷重の最大値で割った値です。

同じチェーンでも、かかる荷重が変わればこの比は変わります。素材名だけを見て、使用する状態の荷重を確認せず安全係数が決まると考えないでください。

02 第213条の2第1項第1号ロの性能条件

第⁠2⁠1⁠3⁠条⁠の⁠2⁠第⁠1⁠項⁠第⁠1⁠号ロの性能条件

引張強さ(⁠N⁠/⁠m⁠m⁠²⁠)必要な伸び
400以上630未満2⁠0⁠%⁠以⁠上
630以上1000未満1⁠7⁠%⁠以⁠上
1000以上1⁠5⁠%⁠以⁠上

03 4以上にできる条件は二段階

4以上にできる条件は二段階

第1項第1号イは、切断荷重の2⁠分の1の荷重で引っ張ったときの伸びが0⁠.⁠5⁠%⁠以⁠下であることです。ロは引張強さ400N/mm²以上で、引張強さの区分ごとに所定の伸び以上であることです。両方を満たす必要があります。

イの伸びは「⁠以⁠下⁠」、ロの表の伸びは「⁠以⁠上⁠」です。数値の大小だけでつなげず、どの試験・性能の伸びなのかを区別しましょう。表の630、1000の境界も、以上・未満で隣の区分へ移ります。

04 使用禁止基準とも分けて学ぶ

使用禁止基準とも分けて学ぶ

性能条件を満たすことと、使い続けたチェーンに損傷がないことは別です。第⁠2⁠1⁠6⁠条は長さの伸び、リンク断面直径の減少、き裂による使用禁止を定めます。こちらの5⁠%・1⁠0⁠%を第⁠2⁠1⁠3⁠条⁠の⁠2の材料性能へ混ぜないでください。

試験前には、用具の種類、必要な安全係数、性能条件、損傷による使用禁止を別欄にします。玉掛け用ワイヤロープの6以上、フック・シャックルの5以上とも対象を入れ替えないことが大切です。

よくある質問

つりチェーンの安全係数は必ず4ですか?

第1項第1号の条件をすべて満たすものは4以上、それに該当しないものは5以上です。

0⁠.⁠5⁠%と2⁠0⁠%は同じ伸びの基準ですか?

違います。前者は切断荷重の半分で引っ張った場合の条件、後者等は引張強さの区分に対応する性能条件です。

出典と確認日

数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07

条文の条件を受験学習向けに整理しており、公表試験問題の転載や出題頻度の集計ではありません。

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