クレーン運転士ドリル

クレーンの点検・定期自主検査

始業前・月次・年次と記録保存

更新日: 出典・確認日 ↓

先に答え

始業前・月次・年次で点検と検査を分ける

月次の定期自主検査
1月以内ごと
年次の定期自主検査
1年以内ごと
第38条の記録保存
3年間

その日の作業開始前にも点検します。長期不使用期間の例外と再使用時の検査も確認します。第⁠3⁠8⁠条の記録保存は作業開始前点検を除きます。

e-Gov法令検索:クレーン等安全規則 ↓
この記事で確認すること

01 周期は行為と条文を対応させる

周期は行為と条文を対応させる

条文行為原則の時期
第⁠3⁠4⁠条定期自主検査1⁠年以内ごとに1回
第⁠3⁠5⁠条定期自主検査1月以内ごとに1回
第⁠3⁠6⁠条作業開始前の点検その日の作業開始前
第⁠3⁠7⁠条暴風後等の点検規定に該当する事象の後、作業を行う前

年次・月次は学習上の呼び方です。条文では「⁠1⁠年⁠以⁠内⁠ご⁠と⁠」「⁠1⁠月⁠以⁠内⁠ご⁠と⁠」と規定される点を確認します。検査証の有効期間や性能検査とは別の仕組みなので、同じ数字の一覧に混ぜないようにします。

02 作業開始前の3つのまとまり

作業開始前の3つのまとまり

第⁠3⁠6⁠条の点検は、巻過防止装置・ブレーキ・クラッチ・コントローラーの機能、ランウエイ上とトロリ横行レールの状態、ワイヤロープが通っている箇所の状態です。

月次の第⁠3⁠5⁠条には、安全・警報装置、ロープやつり具、配線・集電装置等の異常や損傷も並びます。同じ設備の点検でも、確認する事項の書き方が違うため、始業前の項目を月次の表で置き換えないようにしてください。

03 記録3年は対象と除外を確認

記録3⁠年は対象と除外を確認

第⁠3⁠8⁠条は、この節の自主検査と点検の結果を記録し3⁠年間保存するよう定め、作業開始前の第⁠3⁠6⁠条の点検を除いています。「始業前点検をしなくてよい」という意味ではなく、この条の記録保存対象から外れているという違いです。

会社のルールで始業前点検を記録することはあり得ますが、その社内の記録ルールと第⁠3⁠8⁠条の義務を区別して覚えます。異常を見つけた場合は第⁠3⁠9⁠条の補修等も確認します。

04 休止・暴風・地震とデリックを混ぜない

休止・暴風・地震とデリックを混ぜない

第⁠3⁠4⁠条・第⁠3⁠5⁠条には、それぞれの周期を超えて使用しない期間の例外と、使用を再開する際の検査が規定されています。「休止していたから検査はずっと不要」と読まないでください。

第⁠3⁠7⁠条には屋外設置クレーンの暴風後や地震後の点検条件があります。デリックは別の第⁠1⁠1⁠9⁠条以下に定期自主検査等を定め、始業前は第⁠1⁠2⁠1⁠条、記録は第⁠1⁠2⁠3⁠条です。限定なしを受⁠け⁠る⁠人は、機械別に表を分けて照合しましょう。

よくある質問

始業前点検も法律で3⁠年間保存しますか?

第⁠3⁠8⁠条の保存対象から第⁠3⁠6⁠条の点検は除かれています。点検自体は必要で、会社の記録ルールとは分けて考えます。

長く使っていないクレーンも毎月検査しますか?

第⁠3⁠5⁠条には1月を超えて使用しない期間の例外があります。使用再開時の検査も同条で確認します。

出典と確認日

数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07

学習の進め方は当記事の提案です。

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