クレーン運転士ドリル

クレーンの運転合図の法令

誰が決める?単独作業の例外は?

更新日: 出典・確認日 ↓

先に答え

合図は事業者が定めて合図者を指名する

指名された者が合図を行い、作業に従事する労働者はそれに従います。運転者に単独で作業させる場合は例外です。

クレーン等安全規則第25条 ↓
この記事で確認すること

01 第25条は3つの立場に分かれる

第⁠2⁠5⁠条は3つの立場に分かれる

クレーン等安全規則第⁠2⁠5⁠条⁠第⁠1⁠項は事業者、第2項は指名を受けた合図者、第3項は作業に従事する労働者の義務です。「誰かが合図すればよい」という整理では、指名と指揮系統が抜けます。

試験学習では、条文の主語を隠して読み、どの立場に戻るか確認すると役割を区別できます。合図者が事業者に代わって法令上のルールを自由に変更できるという意味ではありません。

02 第25条の役割

第⁠2⁠5⁠条の役割

立場行うこと
事業者一定の合図を定め、合図者を指名して行わせる
指名された者当該作業で合図を行う
作業に従事する労働者定めた合図に従う

03 単独作業のただし書を広げない

単独作業のた⁠だ⁠し⁠書を広げない

第1項た⁠だ⁠し⁠書は、クレーンの運転者に単独で作業を行わせるときの例外です。「⁠荷⁠が⁠見⁠え⁠る⁠」「⁠慣⁠れ⁠て⁠い⁠る⁠」「⁠作⁠業⁠が⁠短⁠い⁠」という条件だけで、合図者の指名が不要になるとは書かれていません。

単独作業という事実と、運転室内に運転者が一人しかいないという事実も区別します。ほかの人が玉掛け等に従事する作業を、運転席に一人という理由だけで単独作業にしないでください。

04 実技の合図と法令の問いを区別する

実技の合図と法令の問いを区別する

実技試験に向けて合図の動作を練習することと、第⁠2⁠5⁠条の義務者・例外を理解することは別の確認です。動作を知っていても、誰が定め、誰を指名するかという法令の説明が抜けることがあります。

直前のメモは「定める・指名する・行う・従う」の動詞にそれぞれ主語を付けましょう。デリックの合図を学ぶ場合は第⁠1⁠1⁠1⁠条を別に確認し、クレーンの条番号をそのまま使わないようにします。

よくある質問

運転席に一人なら単独作業ですか?

それだけでは判断できません。た⁠だ⁠し⁠書は運転者に単独で作業を行わせる場合で、ほかの作業者の有無も区別します。

合図が見えれば指名は不要ですか?

第⁠2⁠5⁠条は原則として合図者の指名を求めています。見えることを理由とする例外は規定していません。

出典と確認日

数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07

条文の条件を受験学習向けに整理しており、公表試験問題の転載や出題頻度の集計ではありません。

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