二級ボイラー技士ドリル

二級ボイラー技士の附属品

安全弁・圧力計・水面計の違いと法令

更新日: 出典・確認日 ↓

先に答え

圧力計は表示し安全弁は圧力上昇から守る

水面計は水位を確認する器具です。自動制御装置があっても点検・機能保持は必要です。

e-Gov法令検索「ボイラー及び圧力容器安全規則」 ↓
この記事で確認すること

01 監視・調節・保護を混同しない

監視・調節・保護を混同しない

対象主な役割混同を避ける観点
圧力計圧力を表示する表示することと、圧力を制限することは別
安全弁圧力上昇に対する保護通常運転の調節装置と役割を分ける
水面計水位を確認する水位表示と低水位時の燃料遮断は別
自動制御装置状態を調節し、異常時に安全に停止させる等自動化されても点検・機能保持が必要

ボイラー則第⁠2⁠5⁠条は圧力・水位・燃焼の監視、安全弁や給水装置の機能保持、自動制御装置の点検・調整を定めています。装置を一つ付ければ他の役割がなくなる、と覚えないでください。

02 安全弁は原則と複数ある場合の例外を対にする

安全弁は原則と複数ある場合の例外を対にする

第⁠2⁠8⁠条⁠第⁠1⁠項⁠第⁠1⁠号では、安全弁は最高使用圧力以下で作動するよう調整します。過熱器用安全弁は胴の安全弁より先に作動させる条件です。対象が胴か過熱器かを確かめて覚えます。

同条第2項では、安全弁が2個以上あり、1個を最高使用圧力以下で作動するようにした場合、他は最高使用圧力の3⁠%増以下で作動するよう調整できるとしています。「⁠す⁠べ⁠て⁠同⁠じ⁠設⁠定⁠」「どれも3⁠%増でよい」と省略すると条件が変わってしまいます。

03 圧力計と水位表示の条件

圧力計と水位表示の条件

項目第⁠2⁠8⁠条の管理条件
圧力計・水高計の温度内部が凍結したり、8⁠0⁠℃⁠以⁠上になったりしない措置
圧力計・水高計の目盛最高使用圧力の位置に見やすい表示
蒸気ボイラーの常用水位ガラス水面計または近接位置に、現在水位と比較できるよう表示

最高使用圧力と常用水位の表示を取り違えないようにします。圧力の限度を示す表示と、水位を比較する表示は対象も単位も違います。出⁠典:e-Govのボイラー則第28条。

04 覚える順番は働き、条件、例外

覚える順番は働き、条件、例外

器具名だけのカードではなく、「役割→管理条件→例外」の順で説明できるか確認します。安全弁なら保護の目的から作動圧力へ、水面計なら水位確認から常用水位表示と機能点検へつなげましょう。

点検頻度の原則と認定ボイラーの扱いは低水位と安全装置、数値全体の整理は法令で扱います。この記事は学科の整理用です。実機の調整は設備の手順と管理体制に従ってください。

よくある質問

圧力計があれば安全弁はいりませんか?

圧力を表示する役割と、過圧から守る役割は別です。一方があるだけで他方の管理が不要になるわけではありません。

安全弁は最高使用圧力を超えて設定できますか?

原則は最高使用圧力以下です。複数ある場合の第⁠2⁠8⁠条⁠第⁠2⁠項の例外は、1個を最高使用圧力以下とする等の条件付きです。

出典と確認日

数値・条文は次の一次資料で確認しています。確認日: 2026-11-07

更新履歴

  • — 一次資料を確認して初版を作成。

このサイトは公益財団法人安全衛生技術試験協会とは関係のない学習用サービスです。法令の解釈や実務での運用は、所管の官公庁や専門家に確認してください。編集方針

関連する記事